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免活【免疫力up活動】しているお父さんのFX資産運用と日々感じた事の日記
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為替はどうかな~

 欧州統一通貨ユーロの行方を左右する欧州債務問題が依然として不透明ななか、ユーロの下落トレンドが続いている。昨今のFX取引の中で、もっとも高い関心を集めるユーロの動向を中心に、外為どっとコム総合研究所の調査部研究員の川畑琢也氏に、テクニカルアナリストの視点から当面の外為市場で注目される通貨ペアについて聞いた。

——当面の為替市場での注目トピックスは?

 欧州債務問題が大きい。ギリシャの公的債務再編交渉が重要な局面を迎えており、この交渉によってはユーロが大きく動く可能性がある。ギリシャ政府と民間債権者との交渉が中断することがあり、関連ニュースが流れるたびに、市場関係者は耳をそばだてているような状況だ。当面は、ユーロが主導する展開になるだろう。

 そのギリシャ情勢について、当面は3つのシナリオが考えられる。(1)最も悪いのがギリシャ国債が予告なくデフォルトすること、(2)ギリシャ国債が秩序あるデフォルトをすること、(3)ギリシャ国債のデフォルトが回避されること。予断は許されないが、ギリシャ(1)のシナリオを回避できれば、今月14日に格付け会社S&Pがユーロ圏諸国の格下げを発表して以降に行われたスペインやフランスの国債入札では、前回と比べ利回りが低下(国債価格は上昇)するなど、あく抜けの動きが出てきているので、市場の環境が変わる可能性がある。

 昨年末よりシカゴのIMM(CMEの1部門)におけるユーロのショート(売りポジション)は過去最高の水準に積み上がっており、投資家はユーロ買戻しのポイントを探す展開が続くなか、ユーロ圏格下げ後の堅調な国債入札や、ギリシャの債務交換交渉がまとまるとの期待を背景に、目先はショートカバーが先行している。とはいえ、欧州債務問題の根深さを考えると、今回のショートカバーは一時的とみられ、ユーロの上昇トレンドにつながるとは考えにくい。

——ユーロの当面予想される値動きは?

 ユーロ/米ドルの月足を見ると、ローソク足では18カ月移動平均戦を下回ってユーロ安の流れになっている。月足上での支持線から見ると、2002年2月安値を起点とする支持線が1.25ドル、2005年11月安値を起点とする支持線が1.19ドル半ば、2008年10月安値を起点とする支持線が1.14ドル半ばという下値の目安がある。欧州の状況に変化がないままであれば、当面の下値の目処は1.25ドル。次いで1.19ドル半ばになると考える。この1.19ドル半ばを下回った場合は、2005年11月の安値である1.1640ドルに近づくと見ている。

 ただし、日足をみると、今年1月13日の1.2623ドルをつけた後、S&Pによるフランス国債の格下げや、ESFSへの格下げが発表されたが、13日安値を割り込むことはなく反発。その後は20日移動平均線を突破したことで、ショートカバーの動きが強まった。とはいえ、欧州債務問題の根深さを考えると積極的なユーロ買いにはつながりにくく、昨年10月4日安値1.3144ドルを抜けて大きく上昇することは考えにくい。

——ユーロ/円の見通しは?

 ユーロ/円もユーロが下落する基調にある。月足をみると18カ月移動平均線が下向きで、これが上値を抑えている展開が続いている。また、昨年12月に2009年安値を起点とする下値支持線を割ったことで下値模索の動きが強まり、16日には一時97.03円まで下落した。
目先はユーロのショートカバーが先行しているものの、欧州債務懸念が再び強まるようだと、1ユーロ=96円台、あるいは、94円台試す動きが予想される。一段安となる場合、2000年10月2日の1ユーロ=88.96円を視野に入れた下押しとなることも考えらえる。

 ただ、ユーロ/ドルが買い戻される局面では、ユーロ/円もしっかりするだろう。とはいえ、現状はユーロのショートカバーによって上昇している面が強く、1ユーロ=102円の手前で一旦は手仕舞いたい。少なくとも欧州債務問題が落ち着かないと、材料面からみてユーロ/円を買う理由に乏しい展開が続きそうだ。

——ドル/円についてテクニカル分析の見通しは?

 ドル/円は、基本的にドルが下落する流れが続いている。月足でみると2007年6月につけた1ドル=124.12円の高値からレジスタンスラインが強力に機能しているほか、18カ月移動平均線も下に向いている。このレジスタンスラインは週足上でも機能しており、1月16日の週で77.71円に位置。このラインを突破できない間、下落トレンドは継続していると考えられる。

 ドル/円の下落が続いているのは、米国金利の先高期待が消えていることが大きい。米FRBは2013年半ばまではゼロ金利政策を続けるとコメントしている。さらに、ユーロ圏が一段の混乱に陥れば、QE3(量的緩和第3弾)まで検討していると言われており、ドル安圧力が続きやすい展開が予想される。ドル/円の反転のためには、米国の金利に先高観が戻って、日米金利差が拡大するような局面を待たねばならない。

——その他の注目通貨ペアについては?

 豪ドル/円がレンジ相場になっている。18カ月移動平均線が横ばいになり、下値は1豪ドル=72円前後、上値は88〜90円のレンジを形成している。

 オーストラリアは2月にも一段の金融緩和に踏み切るとの見方が強まっており、これが豪ドルの売り材料になる可能性があるものの、実は、オーストラリア経済はさほど弱っていない。利下げは、欧州債務問題に対する予防策という意味合いだ。欧州問題が落ち着けば、利下げ期待も後退して豪ドルが強くなるだろう。

 一方、豪ドルは欧米株価や上海株価との連動性が強い。世界の投資資金がリスクオンになると株高、豪ドル高になり、リスクオフでは株安、豪ドル安になる。この点では、米国株価が値上がりしてきたことは、豪ドルの支援材料になる。

 欧州問題が簡単に解決しそうにない状況が続いている限り、積極的に豪ドルが買われる展開は期待しにくい。ただし、主要国の中で相対的に高い金利を維持する通貨で売りのポジションを取り続けることも長くは続けられない。したがって、豪ドルについては、大きく売り込まれる場面では買って、あまり欲張らずに手仕舞うという作戦がワークするのではないかと考えられる。(編集担当:徳永浩)



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120124-00000012-scn-bus_all
※この記事の著作権は配信元に帰属します。

豪ドル75円切ったらポジション。
言い続けないとまた病気が出るからな・・・




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